我らが超能力戦士。超能力キャノンを小脇に抱え、浮遊飛行でドラゴンランドを疾駆するブロンドヘアーのナイスガイ!後ろ姿はマッシヴ体型でカッコイイのだが、ポスターに描かれたイラストではただの半笑いの怪しいガイジン。ぴっちりジャージとグラサンがステキ過ぎ。
寺沢武一氏の漫画『コブラ』のイメージでデザインされた。
美しい純白の身体を持つ、平和を愛する正義のドラゴン(♂)。その正義感から、荒廃するドラゴンランドを何とかせねば!とピピっと思念波を地球のハリアーまで飛ばし、お人好し(!?)のハリアーをサクッと召喚。召喚後は、左うちわで部外者のハリアーにドラゴンランドの平和を託し、自分は安全なところでしか登場しない他力本願なタイプ。
元ネタは映画『ネバーエンディングストーリー』に登場するファルコン。
ゲーム開始後、最初に登場する敵機。前方遠目からハリアーの背後から様々なパターンで編隊を組んで飛来する小型戦闘機。弾も遅いめで多く撃ち出してくるほうでもないので、さほど驚異となる敵ではない。ひと言で言えばザコ。ビンズビーン面では唯一破壊可能な敵機として飛来、ビンズビーン避けに集中したいハリアーにチョッカイを出す初心者キラーとしての一面も持つ。フォルムは名が示す通りで虫っぽい。
【登場音】チリリリリ…
常に3機編成、三角の編隊で登場する黒い球状の機体。フォーメーションが決まったところで静止し、くぱぁと機体が開き弾をハリアー目がけて射出する。開いた瞬間しか破壊できないのでそこを狙い攻撃しよう。後半の面になるとかなり手前に迫ってから開くようになるので気を付けて。3回開いて倒せなかったら撤退するアクションも見どころ。
10面ではボスとして編隊を組んで登場。こう見えても結構お偉いさん。
【登場音】クワァァアアアァッ!
鳥でしょうか?カエルでしょうか?正体不明の謎の生命体。こちらも編隊を組んで弾を射出しながら登場。といっても要はムカデンスの強化バージョンなので、手こずることもなく、ひと言でいえばザコ。
84年公開された映画『グレムリン』に登場する生物モグワイを参考にしたのだろうか?それとも80年代にブームとなった珍獣エリマキトカゲか?とにかく謎の生物。腹部のプニプニを触ってみたい(笑)
【登場音】キュキュキュウィ~ン?
赤目の仏頂面モアイ。無言のプレッシャーで真っ向からハリアーに迫ってきたり、回転しながら遠方から炎を吐いたり、ボスの警護をしたりと八面六臂の大活躍。
実はこのアイダ、モデルとなった人が居るそうで、当時のセガ宣伝部の飯田さんという方だったとか。兄弟分に同じ世界観を共有していたセガのゲーム『ファンタジーゾーン』に登場するボスIDA2がいる。80年代後半のゲームはモアイがよく出現するよね。
【登場音】グワァーッグワァーッグワァーッ…
恐怖の空飛ぶキノコ(クラゲ?)。ビビッドなオレンジ色が眩しい生物。恐るべきはその飛行スピードで、カーブを描きながら高速でハリアーの近くを駆け抜けてゆく。3面終盤のルーパー総攻撃は気を抜くとやられるので要注意。攻撃は体当たりのみで弾を撃たないのが救い。
14面ではボスであるバーバリアンの守護としてさらに毒々しい紫色で登場。バーバーリアンの周辺を衛星の様に周回して警護をする。
【登場音】グァグァグァグワーン!
虫のような羽を持つ怪獣。牙や爪が恐ろしそうだが強さには関係なし。3体ひと組で画面奥から一直線に並ぶムカデンスと同じフォーメーションで登場し、炎を吐いて攻撃してくる。これも結局ムカデンスやスケッグと強さは大差なく、ひと言で言えばザコ。分類的にはスケッグに非常に近い謎の生命体だが、スケッグとの関係性は不明。ただただ弱さとボスにて登場しないというザコキャラの面だけ酷似している。
【登場音】キュパーキュパーキュパー
破壊不能な謎の正二十面体。4・9・14面はコイツがメインのステージ。上段もしくは下段にザラザラっとまとめて高速で流れてくるので攻略は避けるのが基本。出現パターンはひと編隊ごとに上、下、上、下の繰り返し。高次ステージになるほどその速度は加速して厄介な存在に。慣れれば中間ポジションで軽く上下に移動してやり過ごすことも可能。
スペハリにおけるバキュラ的存在なので256発で破壊できる(嘘)
【登場音】クワァァアアアァッ!
両手(?)をチラチラ動かせて飛来するカニのような戦闘機。スペースインベーダーの3-4列目にいるインベーターっぽいフォルムや腕のモーションを見せる。攻撃方法は遠方から編隊を組んで飛来するムカデンス系で、編隊機数はやや多め。ムカデンスより大量に弾を射出するのが特徴なので、弾を撃ってくる前には撃墜しておきたい。遠方から出現することが多いので、出所を押さえて早目に撃墜しよう。
【登場音】チュチュチュチュウイィーン!
一撃離脱を仕掛けてくるジェット戦闘機。飛行タイプの中では最強で、滞在時間も短く撃つのも高速弾なので侮れない相手。
機首が2本という特異な形状の飛行機だが、なぜか真っ正面から飛来するタイプは機首1本。それもそのはず、X68000版のエンディングで登場した際には「JET1」「JET2」ときちんと分類されている。(キャラ名も機種によってはまちまちで「ジェット機」「バルキリー」とも。
元ネタはマクロスのバルキリー≒トムキャットあたりか?
【登場音】クワジャジャジャジャジャジャ…
ホバー移動でジェットストリームを仕掛けてくる重モビルスーツ。実に多彩な攻撃でプレイヤーを苦しませる。色バリエーションは緑・黒・赤・青の4色。緑と黒は大差ないが、赤はその高機動タイプ。弾も最速弾で非常に危険!青はさらにカスタマイズされた最強の機体。攻撃パターンも他の3色にない独自の動きを見せ、一瞬たりとも気を抜くことを許さない。ムリに追わないで無難にやり過ごすのも良。
難敵だがなぜかオープニング画面ではハリアーと超仲良し!喧嘩した後に友達になるタイプかな?
余談だが、名称や意匠がガンダムのそれ、まんまだったので、後にバレルと改名されたり、意匠を変更した移植版が登場するなどのエピソードを持つ。
【登場音】緑/黒 クワークワークワーン!
赤/青 キュルウーッ、ウウウウウーン…
昔の2Dゲームによく出た数珠型ドラゴン。全てのボスの中でも手強い方で、1面ボスにして初心者殺し。
狙うは頭部のみ。こちらに向かってる時は頭丸出しだが、帰る時は胴体に隠れてチラチラ見え隠れするのみ。しかも向かってくる時は炎を吐くので上手く炎を画面の端に誘導し炎を吐く合間もしくは一番接近した瞬間を狙って撃て!スケイラは倒すのに時間がかかっても強くなったりしないのでじっくりと焦らずに。
ボス名こそ「アイダ」だが、実際は中心のバーバリアンが本丸。ニュートラル位置で連射すれば瞬殺も可能。しかし、アイダを沢山残してバーバーリアンを倒すと、倒した後に回転をしながら高速でハリアーの元に迫ってくるアイダの体当たりを喰らい、非常に危険なので適当にアイダを減らした後で、バーバリアンを落とすのが良い。粘りすぎると炎スピードがハンパじゃなく速くなるので、そこそこに。
双頭のドラゴン。カラーリングはスケイラ同様の緑で腹部はクリーム色。顔が鬼瓦のような表情なのが特徴的。スケイラと決定的に違う点は「常に正面を向いている」事。その動きを読み攻略法は、ゴダーニが来る時はゆっくり炎をかわして、帰り時に連射連射。はっきり言って楽勝。
ふたつある弱点の顔は、どちらかと言えば左の顔を先に倒すのがオススメ。残った首の炎の吐きっぷりが気持ち程度だが違うので。
複数の緑ドムがジャンプを交えた編隊攻撃を仕掛ける。初見だと、ドムと弾の多さに目を奪われるが、4種あるドム内最弱の緑ドムなので、砲撃もスピードはなく迫力にかける。プレイヤーはドム出現と同時に画面上を三角形に移動し、攻撃するのがセオリー。地平線で連射して出処を叩くのもアリだろう。ただし一番近づいたときにはムリをせず適当にやり過ごすのも大事。体当たりを喰らわぬように気をつけよう。
青白く光る落花生型の飛行物体。生物にも機械的にも寄らない不思議な物体。画面中央で小さく前後、上下左右に集団で動き弾を大量射出。攻略は、円運動パターンでローリーズの弾を引き寄せながら攻撃しよう。丸く動く際は円運動の軌道が大きすぎず小さすぎずの中間ぐらいの軌道で。
このローリーズや7面の四面体テトラ、10面トモスなどの群れ系ボスは一定時間で撤退するので、全機殲滅は難しい。
白い正四面体(三角錐)のフォルムでトモスのようにパクパクと機体を開きオレンジ色の内部より弾を射出する。上下に4機ずつの編隊を組んで合計8機で攻撃を仕掛ける。編隊は時計回りに回転しているので、ハリアーを逆回転の左回りで操作して対処しよう。
あまりに直球なネーミングだがこいつも元ネタは何かあるのか?これを見て給食によく出ていた牛乳パックを思い出した人は120%オヤヂorオバハンです。
デコとアゴの切れたアイダの様な風貌。主成分は恐らく岩。周辺の浮遊岩がガードの役目を果たしているので、それらを破壊して本丸のシュラを撃破しよう。ぐるーっとゆったり大きくフィールドの中を廻るので、炎を吐かない復路を攻撃するのが基本。往路ではハリアー画面全体を使って大きく廻り、炎を避けよう。見た目のいかつさとは裏腹に速度も普通、攻撃の炎もさほど吐かずボスの中では弱いグループに属する。
7色に光る通称虹色ドム。露払いの水平高速移動する2機編隊の青ドムが通り過ぎたあと、中央にデーンと登場。色を変化させて後方に移動してから戦闘開始。弱点は青ドムになった瞬間で、ショット1発で倒せる。しかし光っている間は無敵のうえ高速弾をバラまき倒す凶悪な攻撃を仕掛ける。青ドムになる瞬間を見逃さない様にしたいがそれも僅かな間。その上、即逃げるので、なんとも倒しにくい難敵。
ぱくぱくトモスの一斉攻撃。高速の4機編成で中央左から右とその逆と連続攻撃し、合計8機が登場。通常の3機編隊版とは違い、その場で静止せず機体を開閉しながら弾を大量に射出してくる超攻撃型。機体が閉じられているときは、相変わらず無敵なので注意したい。攻略法は、ハリアーをひたすら円運動もしくは∞で移動させて連射連射!こいつもローリーズ同様さっさと逃げるので、出処を叩いて全滅を目指そう。
3面に登場するゴダーニのスケスケバージョン。見た目と耐久力がゴダーニとちょっと違うだけなので、復路でショットするゴダーニ同様の攻略法で問題ナシ。ある程度、左右共にダメージを与えておいてからドドンとほぼ同時に両方を堕とせれば理想的。
ゴダーニが骨だけになって怨霊として現れたのかと思いきや、よく見るゴダーニには頭頂部にツノは無いので、実は別人(別ドラゴン)の遺体なのか?(笑)
四方に球体のオブジェクトを持ち、8機のメカがそれぞれ単体で回転しながら弾を射出し、高速で寄って広がる収縮攻撃(?)を行ってくる。系統的にはローリーズやトモスと同じなので円運動で対処しよう。
命名は海洋生物のタコに似ているからではなく、8機編隊であることを指して命名されたのだろうか?色もブルー系でタコと共通点はない。他の群れ系同様、早々に退散するので全滅を目指すには早めの対応で。
2面のボスで出てきたアイツだが、今度はルーパーをガーディアンとして招集。バーバリアンは、ドラゴンランド内である程度の地位を獲得していることがうかがい知れる(笑)。動きや攻撃法は8面のシュラと同じだが、耐久力はこちらが上で炎の量も増量中。
高速で体当たりを仕掛けてくるルーパーの方が怖いもの知らずで威圧感があったのに、バーバリアンの子分に成り下がった瞬間ザコ度が増したのは残念。
1面に登場するスケイラのスケスケバージョン。ゴダーニとサルペドンの関係と同様こちらもスケイラと同じ動きなので対処法もスケイラと同じ。
一度倒されたものの真のボス(ウイウイジャンボ?)に復活されられて再びハリアーを襲う!という設定なのか?ドラゴンのバリエーションを考えるのが難しかったのか、グラフィックだけ変更でメモリを節約する技だったのか?と、思わず裏読みしたくなるキャラ。
空中に浮遊する大型空母。両手(?)はパタパタしないが、パーコーメンの親玉のようにも見える。後方のハッチよりドムを降下させ、正面からはジェット機が飛んできたり、後方からはドムが飛来と複合攻撃を仕掛けてくる。スタンレイ自体は破壊不能(ハリアーの弾が跳ね返されてしまう)なのでそれ以外の敵機を倒すことに専念しよう。複合攻撃に加え、柱も登場するので注意。一定時間で去ってゆく。
最強のボス。ドラゴンランドに邪悪な意思を持ち込み、今まで登場していた魔生物たちを統括していたのはギリシャ神話に出てきそうないでたちのウイウイジャンボの仕業なのか!?
出現は左右に狛犬をはべらせ、髪と服をなびかせながら、バリアを張って仁王立ちで登場。攻撃はラスボスらしく、炎も岩石も超高速でハリアーに射出しかなり危険だが、飛んでくる岩石は1コ10万点もあるのでココでねばって点数を稼ぐのはハイスコアラー達には定番の稼ぎ所。
攻撃を続けると、ウイウイジャンボが何かを祈るように両手挙を挙げ第二形態に変化。その後バリアーが外れてウイウイジャンボの肌色が紫→赤→灰色と変化していく(髪の毛も金→緑→金と地味に変化)。倒した直後もしばらくは岩石がバンバン飛来するので気を抜かないように。攻略はいつもの円運動攻撃が基本だが、稼ぎたいなら左下で小さな菱型を描くように動こう。
ちなみに左右に従えている二匹の名前はホントに「コマイヌ」(笑)。てか、これシーサーじゃない?っていう無粋なツッコミはなし。闇堕ちしたピカチュウとの噂も…。
隻眼のマンモス。オープニング画面やポスター等アートワークにも登場してスペースハリアーにおける主要キャラの様な扱いを受け、スペハリの敵言えばこのマンモスをイメージする人も多いのでは?しかし、ゲーム本編での出番は7面の前半のみ。目に付くわりに移動もせず弾も吐かずで破壊可能な柱と考えてもいいだろう。SF的世界観や氷河期的なイメージを与えるために設置されたのであろうか?
1面の導入部から登場する固定された浮遊石、7面の白い大きい浮遊石(氷か?)、15面では動く浮遊石などのバリエーションがある。破壊可能なオブジェクトなのでガンガン打ち壊したい。
ウイウイジャンボ戦でも地上にあった石が浮遊し、ハリアーを襲うがこれはウイウイジャンボの念力でハリアーを攻撃していると思われるので、各ステージで出てきている浮遊石とは別物と考えて良いだろう。
一言で「柱」といっても石柱などの構造物や樹木やマツタケやらがあるが、木以外は破壊不能の障害物。冗談ではなく「最強の敵」。
ボス時以外では「柱を避ける」ことがドラゴンランドでの最優先事項である。
Ouch! と声を出してハリアーが転ぴ(転びモーション中は無敵)ミスにはならない草以外は衝突するとミスになるオブジェクト。破壊は可能なので、柱系に比べると比較的に楽に対応出来る。
マークⅢ版に移植された際に、追加されたオリジナルのラスボス。18面のボスラッシュでバルダを倒した後に登場する二匹の火龍。名前は当時のセガ社長、中山隼雄(なかやま はやお)氏より。移動、炎のスピードがゲーム内最速とその強さは群を抜いている。
X68000版や3DS版など移植作にて登場する場合も多く、オリジナルの世界観を壊さない追加キャラクターとしてファンにも受け入れられているの稀有な存在。